障がい者水増し採用 達成期間、延長へ

 

 

 中央省庁の障がい者雇用水増し問題で、厚生労働省は19日、法定雇用率の達成に向け今年末までに約4千人を採用する政府計画の実現が難しくなってきたことから、達成期限を延長する方向で調整に入った。各省庁の6月1日時点の雇用率を見極めた上で、期限を定めている厚労省告示を改正し、2020年以降での達成を容認する方針。

 

 短期間での大量採用の実現性を疑問視する声や、「数合わせで雇用の質が確保されない」との懸念が相次いだため。